こんにちは、町野皮ふ科のジロウです。
今回はニキビの方のスキンケアをご紹介します。
ニキビは、皮脂の過剰な分泌や古い角質が毛穴につまることや、毛穴の中でアクネ菌が異常に増えることなどによりできるといわれています。また、年齢・ホルモンバランス・ストレス・生活習慣のみだれ・間違ったスキンケアなど様々な要因が影響を与えます。
ニキビの肌のスキンケアではニキビができにくい肌環境を整えることが大切です。
予防と治療には、毎日の洗顔で余分な皮脂を落とし、毛穴のつまりをなくすことが欠かせません。
スキンケアの基本は洗顔になります。
<洗顔の仕方>
①顔をぬるま湯でさっと洗います。
※顔にかかる髪はピン・ヘアバンドで留めておきましょう。
※メイクはクレンジングを少し多めにとって、顔全体になじませ汚れが浮き出てきたらぬるま湯で洗い流します。
ゴシゴシこすらないように注意しましょう。
②清潔な手で石鹸を泡立てて下さい。
※泡立てネットを使用すると、簡単に泡を作ることができます。
③泡で優しく顔全体を洗ってください。
イメージとしてはお豆腐を触るように泡で顔を洗うような感じです。
※皮脂の分泌の多い額・鼻筋・顎はしっかりと、頬は洗いすぎないように注意しましょう。
④顔の泡を優しくすすいでください。
※ゴシゴシこすらないように注意してください。
⑤清潔なタオルで軽く押すようにして、水分を取って下さい。
※すすぐ時のぬるま湯の温度は32~35℃位が適温です。
冷たすぎると汚れが落ちにくくなり、熱すぎると必要以上に皮脂や角質を落としてしまい
す。
⑥化粧水や乳液、クリームの後にニキビ用の塗り薬を塗りましょう。
・洗顔は朝と夜の1日2回するのが理想です。
・ニキビの薬を塗る前に保湿化粧水を塗りましょう。
・メイクはパウダータイプのファンデーションをお勧めします。
リキッドやクリームタイプのものは毛穴につまりやすく、厚塗りすると洗顔では落ちきれず
ゴシゴシしてしまう原因になってしまうので気を付けましょう。
・化粧品はノンコメドジェニックテスト済みと記載があるものをお勧めします。
ノンコメドジェニック→ニキビができにくいことをテストで確認している化粧品です。
ニキビを放っておくと、最終的に「ニキビあと」と呼ばれる凹凸のあるニキビができることがあります。
ニキビは早めの治療がお勧めです。わずかな変化でも遠慮せず受診してください。
当院では毎日多くの患者様がいらしてます。ニキビは子供医療も活用できます。
ニキビで悩んでいる方は是非受診して下さい。