✨肝斑でのお悩みに✨
こんにちは(^^)/ 町野皮ふ科シロウです。
今回はシミの中でも、多くの方に悩まれている肝斑を治したい方へお勧めの治療法を説明します。
肝斑とは、頬骨の上や目の周り、口囲など左右対称にできるモヤモヤ、ベタっとしたシミで
境界が不鮮明なものが特徴です。
30~40歳代の女性に発症しやすく、ホルモンの乱れやストレスも誘因になりますが、
日常生活でのクレンジングやマッサージ、タオルの摩擦なども大きな原因になります。
擦らないように、日焼け止めを塗る際なども刺激を避けることが一番重要になってきます。
当院での肝斑治療は、ピコトーニング、内服薬(トラネキサム酸、シナール)の併用、
さらに美白クリーム(ハイドロキノン)の使用をお勧めしています。
☆ピコトーニング
・低出力のレーザーを顔全体に繰り返し照射することで肝斑を徐々に薄くしていくことができます。
低出力で照射するため、高出力のレーザーでは悪化してしまう肝斑も徐々に薄くしていくことができます。
また、肌全体をを明るくしたり、くすみなどの薄いしみにも効果的です。
・月に1回照射 1回22000円、5回コース88000円
・キャンデラ社のPicoWay使用、周りの組織を傷つけずシミだけを効率的に治療できるため、
ダウンタイムもほとんどなく施術直後からメイクできます。
・上の写真は当院でピコトーニング3回施術前後のお写真になります。
☆トラネキサム酸とシナールの内服
・トラネキサム酸はメラニン色素の生成を抑える作用と、止血作用により炎症を抑える効果があります。
朝夕の1日2回、3カ月内服することで効果が期待されます。
・シナールはメラニン色素の抑制と還元を促進する効果と、コラーゲン生成と保持を助けて、
肌にハリを出すことも期待されます。朝昼夕の1日3回の内服になります。
☆ハイドロキノンクリーム
・メラニンの産生を抑制する効果が期待できます。
1日1~2回塗る 4%5g 2400円(税込)
気になるシミがある方は美容カウンセリング予約をお取りください (^_^)/
専門医による診察にて、患者さんにあった治療法をご提案させて頂きます!
カウセリングご予約はこちらから➡https://ssc.doctorqube.com/machino-hifuka/
7月の勉強会の様子です。
今月は新薬はありませんが、お薬の知識の再認識と、
より深い情報を得ることで患者さんにあった治療の選択を提案することをスタッフ全員で目指しています。
<アポハイドローション>
日本で初めて”原発性手掌多汗症”で保険適用が認められた外用薬です。
就寝前に手のひらに塗ることで皮膚の下にある交感神経から出される発汗を促す物質をブロックし、
過剰な汗を抑える効果が期待されます。保険診療にて診察の上、処方されるお薬です。
・薬価 1カ月あたり4本2840円(3割負担)
<ゾレア>
慢性蕁麻疹治療薬、内服治療で効果不十分の方への皮下注射薬になります。
4週間に1回、皮下注射することで難治な蕁麻疹への効果が期待されます。
現在1本150mgシリンジを同時に2本投与しています。
今年8月頃に1本300mgシリンジの発売を予定しているそうです。
今までの1回2本投与から1本になることで、患者さんの投与時の痛みの負担が軽減することができます。
また、自己注射も可能になる予定ですので来院回数などの面でも負担軽減につながると思います。
・薬価 1カ月あたり2本投与(1本150mg) 13000円程 (3割負担)
※12歳以上
<ドボベットフォーム>
尋常性乾癬治療薬 活性型ビタミンD3とステロイドの合剤で、
皮膚の細胞が異常に増える乾癬症状を抑え、痒み、赤み、腫れを抑えます。
ドボベット軟膏、ゲルよりも皮膚浸透が良いため効果が期待できます。
・1日1回6㎝以上離して患部へ噴射
・スプレータイプのため冷感あり、冬場などは小皿や手に噴射してから塗り広げても良い
・薬価 1本60mg 3076円 (3割負担)
手のひらの多汗症や、治りの悪い蕁麻疹、乾癬でお悩みの方は是非、受診してみてください。