アトピーの治療薬デュピクセントが小児適応になりました！！｜町野皮ふ科｜坂戸市にっさい花みず木の皮膚科

2023年10月14日

アトピーの治療薬デュピクセントが小児適応になりました！！

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  こんにちは。TATA♡です。

  今回は、今までアトピー性皮膚炎でお悩み（中等症～重度）の15歳以上の成人のみ適応だったデュピクセントが、生後6カ月以上の小児にも適応になった朗報をお伝えします！！

  （アメリカでは日本に先立ちすでに生後６ヶ月の赤ちゃんから大人まで治りにくいアトピーの子供たちに使われています。）

   

  ○　デュピクセントとは

  デュピクセントはアトピー性皮膚炎の肌荒れやかゆみの原因になる伝達物質をブロックする注射薬です。

   

  2023年9月25日、生後6ヵ月以上の小児のアトピー性皮膚炎の適応が承認されました。

  日本で初めて生後6ヶ月から小・中・高校生、全年齢のアトピー性皮膚炎に適応を有する生物学的製剤となります。

   

  今までの治療で十分な効果が得られなかった中等症から重症のアトピー性皮膚炎の患者さんに対して、高い改善効果と安全性を示しています。

  これまでにない優れたアトピー性皮膚炎治療薬です！

  小児の場合は体重で注射量が異なります。300mgペンと200mgシリンジを使用します。

  （200mgシリンジは2023年12月発売です。）

  自己注射できる薬剤ではありますが、小児ですので在宅自己注射を行わず院内での注射もできますので、安心してご希望をお伝えください。

   

  ↓発売元サノフィのデュピクセントのサイトです。（YES、NOが出た場合はYESをご選択ください）

  デュピクセントについて

   

  ○費用について

  市町村によって医療費助成の年齢が異なりますが、15歳までのほとんどの方が償還払い（一時窓口負担：未就学児2割負担、小学生以上3割負担）になりますが、医療費助成が受けられます。（全額戻ります）

   

  ●一時窓口負担目安（デュピクセント300mgペン）

  3割負担の方：初回2本投与時で約36000円、2回目以降の1本投与時で約18000円、

  2割負担の方：初回2本投与約24000円、2回目以降の1本投与時で約12000円です。
  自己注射に移行した場合は、薬局でのお薬の処方になりますので、お薬代は薬局での支払い(デュピクセント1本あたりの金額＋薬局での処方料)となります。

  メイン画像で投与の仕方を載せています。とてもわかりやすいので、ご参考にしてください。

   

   

  ↓サノフィのデュピクセントのサイトです。（YES、NOが出た場合はYESをご選択ください）

  デュピクセント投与の仕方

  サノフィのサイトではデュピクセントについてのＱ＆Ａなどわかりやすく掲載されています。

  デュピクセントをお考えの方はぜひ確認してみてくだい。

   

   

  当院ではデュピクセントを投与されている患者さんがたくさんいらっしゃいます。

  「皮膚がキレイになった」、「夜ぐっすり眠れるようになった」、「周りの目が気にならなくなった」、「お化粧ができるようになった」など喜ばしいお声を多数いただいています。

  当院院長もアトピー性皮膚炎でお悩みの患者さんに優れた治療薬としておすすめしている注射薬です！

  今までの外用、内服治療でもなかなか効果が得られなかったお子さん達にも、きっと笑顔が増えるとことと思います！

   

  アトピー性皮膚炎で悩まれている小児の方、心配されている保護者の方もお気軽に先生またはスタッフにお声掛けください。