
こんにちは、町野皮ふ科シロウです。
3/13に “アトピー全身療法の武器になる?!~イブグリースを使用してみて~” web講演会に町野皮ふ科とパンジー皮膚科の院長、看護師で参加しました!!
イブグリースは2024年5月31日に発売されたアトピー性皮膚炎の治療薬で、アトピー性皮膚炎の炎症に関わるIL-13というサイトカインを抑制する注射薬です。
IL-13を抑制することで痒みや皮疹を抑え、 アトピー性皮膚炎の症状を改善させます
※治療対象者は中度~重症のアトピー性皮膚炎の方
※12歳以上、かつ体重が40㎏以上の方が使用できます
イブグリース最大の特徴は症状に応じて、2週間から4週間に投与間隔を変更することが可能なこと
費用は3割負担の方で1本15000円程度となっています。
アトピー性皮膚炎注射薬の中では、比較的費用が抑えられています。
そのため、注射が苦手な方、治療費用を抑えたい方、来院回数を減らしたい方などに治療の選択肢として選ばれてきています。
今回の公演ではどのような患者さんにイブグリースを勧めるか、
イブグリースを使用して症状改善の経過、
治療開始するにあたって看護師としての関わり方、
患者さんの不安や疑問を取り除き、
どう治療を進めていくかなど、
パンジー皮膚科、町野皮ふ科それぞれ伝えさせて頂きました。
向久保先生のお話しを伺いました。
その後看護師からの発表をふまえ、重症なアトピー性皮膚炎の患者さんに何ができるかをディスカッションを重ねました。
今回の公演で、わかりやすい資料の導入や、治療日誌を用いた患者さんとの対応など勉強になることがたくさんありました。
良いところを取り入れ、今後の診療に役立てていきたいと思います
この数年でアトピー性皮膚炎の治療は大きく変わりました。
これまでアトピー性皮膚炎で悩んできた患者さんもデュピクセントやイブグリース、ミチーガを始めとした全身療法薬で良くなってきています
アトピー性皮膚炎は今や、けして治らない難病ではありません。
町野皮ふ科はアトピー性皮膚炎の治療にも力を入れています。
アトピー性皮膚炎で苦しんでいる患者さんがいましたら受診してみてください