今回は、子宮頸がん予防接種についてお話します。
子宮頸がんとは、子宮の頸部にできるがんであり、HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が大きな原因と考えられています。公費負担で無料接種できるHPVワクチンには、サーバリックスとガーダシルの2種類があります。
当院では、より効果の高いガーダシルを使用しています。ガーダシルは、ワクチンに含まれるHPV型が原因の子宮頸がんや肛門がん(扁平上皮癌)・尖圭コンジローマを予防するワクチンです。
定期接種で小学6年生~高校1年生相当の女子が対象で公費で接種できます。
接種間隔は、2ヶ月間隔をおいて、2回目接種後 1回目の接種から6か月の間隔をおいて、1回接種となり、計3回接種します。
今回、H9年度生まれ~H17年度生まれまで(誕生日が1997年4月2日~
2006年4月1日)の女性・過去にHPVワクチンを3回うけていない方を対象に接種を受ける機会を確保しるためのキャッチアップ接種が始まっています。
対象の方の接種可能な時期は、R4(2022)年4月~R7(2025)年3月の3年間です。
ご希望の方は、予約制となりますので、当院へ電話して下さい。通常診察の予約や当日順番はとらなくても構いません。
子宮頸がんワクチンは、多くの女性にとてもお勧めできるワクチンです。ご家族に対象になるお子さんがいらっしゃったら、ぜひ、接種を考えてみて下さい。