こんにちは!町野皮ふ科のとりえむです。
今回は爪白癬、いわゆる爪水虫について、検査の流れを含めてお話しします。
爪白癬の始まりはほとんど気づかないかもしれません。気づかないうちに進行し重症化する恐れがあります。
例えばこんな症状がありましたら注意してみてください。
・爪が白く濁ってる
・爪が厚い
・爪が変形してる
・爪の下がボロボロ
≪爪白癬の写真の一例です。≫
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④
爪白癬の検査について流れをお話しします。
まず爪症状が怪しいと思ったら顕微鏡検査をします。
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怪しい爪の表面や爪の下をこすってカスをプレパラートにのせます。
*その際に爪を一部切ることもあります
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取ったカスの上にカバーガラスをのせ、溶かす液をたらし顕微鏡にセットします。
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こすった爪の上にカバーガラスをおきズーム液をたらし拡大して顕微鏡にセットします。
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顕微鏡でのぞいて糸状のカビである水虫菌がいないか調べます。
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結果について患者さんお伝えします。
ちなみに水虫以外にカンジダ・疥癬・癜風・頭ジラミ等にも顕微鏡検査を行います。
爪白癬を治療しないでおくと、自分の足の水虫がなかなか治らないだけでなく、菌がばらまかれて家族の人にも水虫を移す原因になります。
最近新しく飲むお薬がでて治療期間が短くより確実に治せるようになりました。
気になる症状がありましたら是非一度診察してみて下さい。