こんにちは、町野皮ふ科のハリネズミです。
現在、子宮頸がんを予防するHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンは小学校6年生から高校1年生相当までの女性に公費で定期接種が行われています。しかし、過去にあった積極的勧奨の差控えにより接種機会を逃した方に対して、公平な接種機会を確保する観点から、2025年3月末までは従来の定期接種の対象年齢を超えて接種(キャッチアップ接種)することができます。
しかし、キャッチアップ接種でこれから1回目の接種を受ける場合の期限が間近となりました!
公費で3回の接種を完了させる場合、2024年9月までに1回目の接種が必要です。
(※標準スケジュール(0、2、6か月)の場合)
●HPVワクチンのキャッチアップ対象者●
1997年(平成9年)4月2日~2008年(平成20年)4月1日生まれの女性
子宮頸がんは、国内で毎年約10000人の方が発症し、3000人の方が亡くなっています。これは一生のうちに約70人に1人は子宮頸がんと診断されていることになります。
子宮頸がんワクチンを接種することで、このがんにかかる可能性を大きく減らすことができます。まだ接種をしていない方はこの機会にぜひ接種をおすすめします。
また、小学校6年生から高校1年生の女性の方の定期接種も随時おこなっています。
高校1年生の方も、公費での接種の期限が同じく間近になっていますのでお急ぎください。
当院では9種類のHPVの感染を予防する子宮頸がんワクチンのシルガード9を取り扱っています。
予約なしで接種できます。ワクチンのみでしたら予約や順番を取らずに直接ご来院いただき、受付にお声掛けください。
診察のある方は診察の順番で打てますので、その旨を受付の際に伝えてください。
ご自宅でお熱を計って来てください。
坂戸市・鶴ヶ島市の方は当院に予診票があります。
坂戸市、鶴ヶ島市以外の方は、お住まいの市町村で発行された予診票をお持ちになる必要があります。予診票については各市町村にお問い合わせのうえ、当日記入いただきお持ちください。
子宮頸がんはワクチンで予防できるがんです。ぜひこの機会に接種をおすすめします!