ホクロ|町野皮ふ科|坂戸市にっさい花みず木の皮膚科

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ホクロ

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ホクロ(色素細胞性母斑)とは

ホクロは正式名を色素細胞性母斑(しきそさいぼうせいぼはん)と言います。

生後すぐにあるものから、さまざまな時期に出現するもの、色も黒色や茶褐色のものや、成長と共にだんだん大きくなってくるものまで様々です。

ほとんどが問題のない良性のものですが、時にはホクロのがん(メラノーマ・悪性黒色腫)や基底細胞がんなどの場合もありますので、形が悪いなど、気になるホクロを見つけたときは受診してください。特に、急に大きくなるホクロや、触っていないときに出血するなどの症状があるときは、受診することをお勧めします。

町野皮ふ科のこだわり

  • 1
    ダーモスコピーを使って、気になるホクロを拡大し診察していきます。目で見るより細かい変化が分かるので、的確な診断につながります。
  • 2
    経験を積んだ形成外科Drが日帰り手術を行います。大きくて手術を諦めていたようなホクロでも対応できるかもしれません。まずはお気軽に相談してみてください。
  • 3
    ホクロのがん(メラノーマ)が疑われる場合は慎重な対応が必要です。メラノーマの治療経験が豊富な埼玉医大へご紹介していきます。私(院長)が埼玉医大で月に2回外来診療を行っているので、密な連携が可能です。

診察・検査について

診察・診断には『ダーモスコピー』という拡大鏡を使います。ダーモスコピーは患部へ強い光をあて、大きくして見ることができるものです。大きく気になるホクロや、引っかかるものは手術で切除することも可能です。気にならないものはそのままでも、もちろん問題ありません。手術をご希望のときは診察の際にお話しください。

治療法について

  • 手術

    当院での手術は保険診療内での手術となります。保険診療では美容目的のみのホクロを何ヵ所も取るような手術は行っていません。また、レーザーでのホクロ治療も行っていません。盛り上がりや、引っかかり、大きさや形などが気になる時は手術を行います。

     

    手術は30分程度の簡単な日帰り手術です。当院の手術日は毎週、水曜の午後と木曜の午前です。手術名は、皮膚・皮下腫瘍摘出術と言います。まず、手術に必要な感染症の採血検査を受けてください。当日は局所麻酔を用いて行います。目・口・鼻の周りは円形にくり抜くことが多いですが、そのほかの場所は紡錘形に切除します。皮膚の内側は時間がたつと、溶ける糸を使います。内側の糸は抜糸しませんが、皮膚の外側の糸は約1週間後に抜糸をしに来てください。

  • 検査

    切除したものは、念のため細胞を確認する検査に提出します(病理組織検査)。検査結果は後日お伝えします。抜糸の際にお渡しするテープは、傷跡をきれいに治すために2~3か月は継続することをおすすめします。手術の際には十分な説明の後、同意書にサインをしていただきます。何かご不明な点がございましたら、遠慮なくご相談ください。

治療費について

  • 治療費の目安

    保険診療において一般的な3割負担の場合で算定しています。1割負担の方は記載額の1/ 32割負担の方は2/3としてください。受診の際には初診料(850円)や再診料(220円)が必要となり、場合によって必要になる項目として外来管理加算(160円)や処方箋料(200円)等があります。また、処方薬がある場合には院外薬局で調剤料等(400~600円程度)がかかります。

     

    その他に必要に応じて以下の項目がかかります。

  • ダーモスコピーによる検査

    ・診察に必要なダーモスコピーによる検査 210円

  • 採血

    ・術前採血 1,630円

  • 手術費

    <皮膚、皮下腫瘍摘出術、露出部(半袖Tシャツ、短パンから出る場所)>

    ・2㎝未満 4,980円

    ・2㎝以上4㎝未満 11,010円

    ・4㎝以上 13,080円

     

    <皮膚、皮下腫瘍摘出術、露出部外(半袖Tシャツ、短パンから出ない場所)>

    ・3㎝未満 3,840円

    ・3㎝以上6㎝未満 9,690円

    ・6㎝以上 12,480円

     

    この他に使用する麻酔薬や軟膏等が数百円程度かかります。

  • 病理組織検査

    ・病理組織検査 3,030円

  • 手術当日必要な金額の目安

    <例:露出部・2㎝未満の場合>

    再診料・手術費・病理組織検査費・処方箋料などで、8,500~9,000円程度です。

    (採血は原則事前に行いますので、採血料は当日必要ありません)

日常生活の注意点

  • 気になる点があったら受診してください

    普段から気になるホクロを見つけたときは、大きくなっているかどうかを確認し、形が悪いなど、気になることがある場合は受診してください。特に、急に大きくなるホクロや、触っていない時に出血するなどの症状がある場合はぜひ受診することをお勧めします。

よくある質問

  • 顔に大きなホクロがあるのですが、悪性でしょうか?

    まずは気になるホクロをダーモスコピーで診察・診断します。ほとんどが良性ですが、まれに、ホクロのがん(メラノーマ、悪性黒色腫)や基底細胞がんなど悪いできものの場合があります。怪しい場合は手術で切除し、顕微鏡で細胞を確認する検査に提出して詳しく診断をつけます。気になるホクロを見つけたときは受診してください。

  • ホクロは大きくなりますか?

    良性であっても一定の大きさまでは大きくなることがあります。気になる時は数か月か1年に1回程度、ダーモスコピーでの診察を受けることをおすすめします。

  • 足の裏にあるホクロは悪性と聞いたのですが・・・

    皆さん誤解されている方が多いのですが、ほかの部位と同様で良性のものがほとんどです。気になる時はダーモスコピーで診断しますので、受診してください。

  • 最近ホクロが痛くなってきました、これは悪性なのでしょうか?

    痛みがあるから悪性とは限りません。むしろ痛みと悪性かどうかは関係ないことがほとんどです。ホクロの場所でのちょっとした感染や、表面のわずかなキズや炎症が痛みの原因になります。痛みもなくキズつけた覚えもないのに、“ホクロ”から血が出ていたりジクジクしていたら、そちらがより注意が必要で、悪性の可能性があります。メラノーマやその他の皮膚のがんの患者さんが「痛みがないので悪いものだとは考えずに、大きくなってもそのままにしていた。」とおっしゃることがあります。痛みは悪性かどうかの判断基準になりません。痛みがないから悪性ではないとは言えないと覚えておいてください。

  • 手術後は毎日、処置で通わなければいけませんか?

    通常、手術後はご自宅で毎日簡単な処置をしていただき、次に受診するのは糸を抜く1週間後です。その後は、その1・2週間後に再度受診していただき、傷の確認と取ったものの検査の結果をお話しします。

  • 手術後しばらくはシャワーを浴びることはできませんか?

    原則として、手術の翌日からシャワーを浴びることができます。傷のところがぬれても構いません。むしろ、傷を優しく洗ってあげることが感染を予防し血の巡りも良くするので、傷の治りが良くなります。手術の後は怖がらずに、必ず傷を洗うようにしてください。シャワーについては翌日からで構わないのですが、傷をお湯につける入浴については原則1週間以降からになります。また、手術当日は手術後にシャワーを浴びることはできませんが、来院前にシャワーや入浴をお勧めします。手術前にシャワーを浴びることで肌の脂分やばい菌を減らし、感染のリスクを下げることができます。さらに、入浴のリラックス効果は手術前の気分を楽にするかもしれません。肌の血の巡りも良くすることができるので感染予防にもなります。