インフルエンザワクチンとは
インフルエンザはどうして毎年注目されるのでしょうか。まずは、感染力が強いからです。
インフルエンザウイルスはせきやくしゃみで出るしぶきから感染します。例年、日本人の8人に1人程度がインフルエンザにかかっていると推測されます。もう一つは重症化しやすいことです。発症すると高熱のほか、関節の痛みが出るが、高齢者は肺炎などを合併しやすく、心臓病などの人にも生命の危機が及びます。国内では年数千~一万数千人がインフル関連で死亡すると推定されています。
乳幼児に多いインフルエンザ脳症にも注意が必要です。意識障害などが起き、亡くなったり後遺症が残ったりすることもあります。多い年では200人を超える人がインフルエンザ脳症にかかっています。
インフルエンザが一般的な風邪などと大きく違うことは流行前に予防接種を受けることで、予防ができることです。そして、もしインフルエンザにかかったとしても症状を軽くすることができるのは予防接種の大きなメリットです。
インフルエンザ予防接種の有効性は世界的に認められており、重症化を防ぐためにも有効であることが確認されています。受験を控えたお子様とご家族、会社員の方、ご高齢の方、妊娠中の方は特に強く接種をお勧めします。