多汗症とは
誰もが多少なりとも汗をかいて生活をしていますが、汗の量が多いために学校や職場、日常の生活で悩んでいる場合を多汗症といいます。
汗が多くなる病気(甲状腺の異常など)もありますが、汗で悩む方のほとんどは、特別な病気はなくただ汗の量が多くなるケースです。
汗のために「テスト用紙がぬれて破ける」「鉛筆が滑る」「握手ができない」「脇汗のシミが気になり苦痛」といったことがあれば多汗症かもしれません。そしてやっかいなことに、緊張すると汗の量が増えるので、大事な場面で困ってしまうことがより多くなります。
当院の場合、汗で困ることがあれば多汗症として治療をしていきますが、医学的な診断基準もあります。汗で悩んでいる方は自分が当てはまるか確認してみてください。
1)最初に症状がでるのが 25 歳以下
2)左右対称に多汗がある
3)寝ている間は汗で悩まない
4)汗で困ることが1週間に1回以上
5)家族で似た症状の人がいる
6)汗のために日常の生活で困っている
以上の1)~6)の症状のうち2項目以上あてはまり、それが6ヶ月以上続く場合に多汗症と診断されます。汗で悩んでいる方は多くいます。ただ、あまり情報もなくどうして良いか分からない方もいるかもしれません。当院では気軽に始められる治療法もあります。汗の悩みがありましたら遠慮なく当院を受診してみてください。