虫刺されとは
虫刺されとは虫が血を吸ったり、身を守るために刺したり、噛んだりによっておこる皮膚の症状のことです。
最もよく知られているのが血を吸う蚊ですが、同じようにダニやノミ、トコジラミなどが血を吸う虫です。
これらの虫が血を吸う際には、吸った血が固まらないようにするために唾液のような物質を皮膚の中に注入します。この唾液のような物質を皮膚に入れることで血を吸いやすくなるのです。私たちの体にとってこの唾液のような物質は異物なので、その異物に対して免疫が反応してアレルギーの変化がおこり赤く腫れ、かゆくなってきます。ちなみに唾液のような物質は皮膚に対する刺激はほとんどないので、血を吸われている時の痛みはまずありません。
血を吸う以外でおこる虫刺されにはハチやムカデ、クモやアリがあります。身を守るために毒成分を皮膚に注入することでおこります。これらの毒成分も同じようにアレルギーの反応がおこって炎症が生じますが、それだけではなく皮膚には刺激がある成分なので、刺されたり、噛まれたりした際に痛みをともないます。